【S8 最終87位 レート2105】王者スタン

どうも、プレ塩です。

今回は自身初の最終2桁を取れた記念に構築記事を書いていきます。

自分で1から考えた構築ではないので内容は薄めではありますが、最後まで見ていただけると嬉しいです。

 

↓使用構築(レンタルチームはしばらくの間公開しておきますので、もしよろしければ使ってください)

 

【構築経緯】

 

 今季はキラフロル展開の対面構築やカイリューハッサムのサイクル構築など色々な構築を使って早い段階で2ロム2000を達成したが、最終日3日前くらいから全く勝てなくなって片方のロムが4桁まで溶けてしまった。自分の構築に自信を無くし半ば諦めかけていた中で、くろこさんがメン限で公開していた構築が強そうに見えたので自分でも使ってみたところ、かなり使用感が良かったので自分なりに型や取り巻きをアレンジして構築を作成することにした。

 

【コンセプト】

 

・初手で数的有利を取るor相手を大幅に削ってからヘイラッシャをクッションにして詰める

・対面的にパワーを押し付けて勝ち切る

 

【個体紹介】

 

ガブリアス@拘り鉢巻

特性:鮫肌

テラスタイプ:フェアリー

陽気

183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)

逆鱗、地震、テラバースト、ステルスロック

 

王者。

基本的には初手に投げてテラスタルを切りながら対面的に突破するor相手を大きく削る動きが主な役割。タイプや種族値が優秀なのでサイクルパーツとして動かすこともあった。

技構成は、逆鱗、地震、テラバーストは確定として、@1はヘイラッシャの欠伸と合わせて強いステルスロックにしたが、1回も打たなかったので技範囲を広げるか寝言を入れても良かったと思う。

ウーラオスカイリューなどといった環境に多い中速アタッカーに対してある程度強く出れたり、鉢巻の火力でディンルーやヘイラッシャ、HBロトムを大きく削れたりと強い要素を存分に発揮してくれたと思う。また、サーフゴーやハバタクカミが誘う鋼タイプ(ヒスイヌメルゴンヒードラン)に対して選出画面から圧をかけられるのも構築とマッチしていた。

とはいえ、ガブリアスよりも速い襷ポケモン(パオジアン、ハバタクカミ、テツノツツミなど)と初手に対面した際に不利を取ってしまうため、これらのポケモンを見たらガブリアスを初手に投げるべきか慎重に考える必要がある。

 

カイリュー@鋭い嘴

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:飛行

陽気

167(4)-186(252)-115-×-120-145(252)

テラバースト、地震アクアジェット、アンコール

 

9世代の王。

ガブリアスと同じく、基本的には初手に投げて数的有利を取りに行く動きをする。どちらかと言うとカイリューを初手に投げる試合の方が多かった。

技構成は高火力を押し付けられるテラバースト、鋼に対する打点の地震は確定として、@2には神速と違って相手のゴーストタイプやゴーストテラスにも通る先制技のアクアジェットと、ディンルーの行動を縛って負荷をかけやすく、その他色々な場面でも活きるアンコールを採用した。

環境に多かった襷電磁波ハバタクカミに対して麻痺を引かなければテラバースト+アクアジェットでマルチスケイルを残しながら突破できるのが非常に偉かったが、麻痺を入れられた後に裏のポケモンに起点にされやすいためラムの実での運用もありだと思う。

型の匿名性が高いポケモンなので飛行テラバーストが刺さる場面が多く、やはり型が豊富な環境TOPポケモンは偉大だと感じた。

 

③サーフゴー@拘りスカーフ

特性:黄金の身体

テラスタイプ:鋼

臆病

163(4)-×-115-185(252)-111-149(252)

ゴールドラッシュ、シャドーボール、10万ボルト、トリック

 

入れ得ポケモン

バグレベルの特性によって立ち回りの幅を広げることができ、主にヘイラッシャ入りや受け寄りの構築に対して積極的に投げた。

スカーフ型で採用することにより、構築単位で重たい眼鏡ハバタクカミの切り返しになれたり、ヘイラッシャの欠伸などを絡めて相手のブーストエナジーや積みによるS上昇を流した後にスイーパーになれたりするのでこの構築と合っていたと思う。

技構成はゴールドラッシュ、シャドーボールは確定として、@2には水ウーラオスや水テラスを切らせた後のサーフゴーに対する打点を意識した10万ボルトと、立ち回りの幅を広げたり受けに対して強く出れたりするトリックを採用した。

テラスタイプはゴールドラッシュの火力を増強でき、パオジアンや悪ウーラオスの不意打ちのダメージも抑えられる鋼で採用。

やはり型の匿名性の高いポケモンは強い。

 

④パオジアン@気合の襷

特性:災いの剣

テラスタイプ:悪

陽気

155-172(252)-100-×-86(4)-205(252)

氷柱落とし、噛み砕く、聖なる剣、不意打ち

 

最恐ポケモン

初手に置いて様子見したり、スイーパーとして運用しやすい襷型での採用。

最速で採用することによりミラーやハバタクカミとの対面で少しでも強く出れるようにした。

技構成は最恐技の氷柱落とし、通りが良くサーフゴーへの打点になる噛み砕く、ミラーや鋼・ノーマルに対する打点となる聖なる剣は確定として、@1の先制技にはよりリーチが伸びやすい不意打ちを採用した。

また、テラスタイプは通りが良い悪技の火力を増強でき、不意打ちのリーチをさらに伸ばせる悪テラスとした。正直ゴーストテラスと迷ったが、不意打ち確定耐え調整しているであろうブーストエナジーハバタクカミを悪テラス不意打ちで2回飛ばしたので悪にして間違いではなかったと思う。

氷柱落としが構築唯一の命中不安技であったが、1回も外さずによく当ててくれた。また、怯みで拾った試合も1回あったのでやはりこいつは最恐。。。

 

⑤ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:古代活性

テラスタイプ:水

臆病

145(116)-×-92(132)-156(4)-156(4)-205(252)

※調整意図

HB→陽気A252ランドロス地震確定耐え、意地A252カイリューの+1地震80%以上耐え

HD→控えめC252ハバタクカミのシャドーボール確定耐え

S→ミラー意識の最速

ムーンフォースシャドーボール、身代わり、瞑想

 

神。

特殊方面のエースでありスイーパー。

ブーストエナジー型がかなり流行していたのでミラーに少しでも強くなるように最速での採用とした(最速型自体はシーズン序盤からずっと使ってきた)。最速にすることによって火力や耐久が不十分になりがちではあるが、1度交代した後でもハバタクカミやパオジアンと同速勝負以上には持ち込めるので無理やりサイクルを回すことが可能になったりする。

技構成については、タイプ一致のムーンフォースシャドーボールは確定として、@2には相手の特殊アタッカーや低火力アタッカーを起点に積んで強い瞑想と、電磁波サーフゴーなど隙を見せやすいポケモン咎められる身代わりを採用した。

また、身代わり+瞑想を最大限活かすために、テラスタイプは優秀な耐性から身代わりを残して相手を突破する動きを取りやすい水とした。

ここ最近のシーズンはずっと最終日構築に入ってる大好きなポケモン

 

⑥ヘイラッシャ@食べ残し

特性:天然

テラスタイプ:鋼

腕白

257(252)-120-173(180)-×-95(76)-55

※調整意図

HB→できるだけ高く

HD→控えめC252眼鏡サーフゴーの10万ボルト確定耐え、臆病C252眼鏡ハバタクカミのテラスムーンフォース確定耐え(控えめでも瀕死率37.5%)

ウェーブタックル、ヘビーボンバー、欠伸、守る

 

本構築のMVP。

ルールが変わったばかりのシーズン当初はサンダーやボルトロスといった強い電気タイプや、守るを貫通してくるウーラオスの登場によって弱体化して数を減らすと評価されていた(自分もそう思っていた)が、蓋を開けてみれば終盤の環境に上記の電気タイプが少なく、逆に竜舞カイリューやパオジアン等の本来の役割対象が増殖していたため結局クッションとしてかなり優秀であった。

このポケモンは数的有利を取った後にクッションとして扱いやすく、欠伸を絡めて詰めの盤面を整えに行きやすいのがとても強い。

技構成はウェーブタックル、欠伸、守るは確定として、@1には環境に多かったハバタクカミに強く出れるヘビーボンバーを採用し、それに伴ってテラスタイプも鋼とした。鋼テラスにすることによって構築単位で若干舐めてるテツノツツミにも最低限強く出れる。

とはいえ、水ウーラオスメタの電気・草テラスパオジアンや不意の身代わり持ち(特にウーラオスカイリュー)がそこそこ多かったので前期までと同様楽に使えるポケモンではないかもしれないが、唯一無二の性能で使っていて頼もしいポケモンであった。

サブロムの21チャレで零度1発被弾した後にその次の試合も零度1発被弾で負けた時は流石に笑うしかなかった。

 

【選出パターン】

 

・初手ガブリアスorカイリュー+ヘイラッシャ+パオジアンorハバタクカミorサーフゴー

→1番多い選出。初手パオジアンと対面してしまった場合は1度ヘイラッシャに引いてから試合を組み立てる。

 

・初手ガブリアスorカイリュー+パオジアン+ハバタクカミ

→ガチガチの対面選出(初手のアドバンテージを活かして勝ち切れそうな場合のみ)。

 

・サーフゴー@2

→ヘイラッシャ入りや受けにはサーフゴーを絡めたい。

 

【重たいポケモンなど】

 

・電気・草テラスパオジアン

→勝てなくはないがヘイラッシャで安全に見にくいので立ち回りが窮屈になる。ラム持ちに当たった時は完敗だった。

 

・キョジオーン

→環境に少なかったので切り気味だった。最終日2回当たったが、選出が歪んでどちらも負け。やっぱりこいつの圧力と性能おかしい。。。

 

・毒菱

→構築に毒タイプがいないので当然きつい。特にキラフロル入りには選出が歪んでしまった。

 

【感想】

 

 まずは自身初の最終2桁を取ることができて良かったです。これまで最終2桁目前で負けて終えるシーズンが多かったのでやっと届いて本当に嬉しかったです。最終日は割と運も良かったので、自信を持って流れに乗りながらレートを上げることができました。次は自分で納得行く構築を組んで2桁以上を目指したいです!

 また、8月は初めてオフにも参加する予定なのでより一層ポケモンを楽しみたいと思います!

 

【Special Thanks】

 

・構築を参考にさせていただいたくろこさん

・今期も一緒にポケモンを考えて高め合ってくれたほいみんさん

・最終日死ぬほど配信してモチベーションを高めてくれたレブロンさん

・応援や祝福の言葉をかけていただいた方々