【S11 最終53位 レート2127】催眠ガチラッシャカイリュー

 

どうもプレ塩です。

S11にて最終53位を取ることができた構築の紹介をしようと思います。

サブは最後負けちゃいましたが、2ロム2100を達成できた自信ある構築なので是非読んでいただけると嬉しいです。

 

↓使用構築(レンタルは11月中は公開しておきます)

 

 

【構築経緯】

 

 シーズン序盤から欠伸を採用した赫月ガチグマが強いと考えてこのポケモンを軸にした構築を考えてきた。その結果、初手テラスタル無しで対応範囲が広いポケモン+赫月ガチグマ+積みアタッカーの形の勝率が良かったので、この形を煮詰めることにした。

 まず、初手テラスタル無しで対応範囲が広いポケモンを考える上では、多くの構築に採用されていてかつ初手に出てきやすい両ウーラオスカイリュー、ハバタクカミ、パオジアンあたりに対面有利orテラスタルを切らせて裏のポケモンを動かしやすくすることが大事であった。この条件を満たすポケモンを色々考えて試した結果、最終的には対応範囲がかなり広かったADベースのオボンヘイラッシャを採用した。そして、初手のアドバンテージを活かして2番手の赫月ガチグマで盤面を整えてから全抜きを狙いに行ける積みアタッカーとして最速竜舞スケショカイリューを採用し、構築の軸が完成した。

 次に、軸のポケモンでは受け寄りの構築を崩しきれないと考えたので、圧倒的な破壊性能を持つ電気テラスの珠剣舞パオジアンを採用。残り2枠には、対面的な選出に組み込んで強く、環境にも刺さっていると感じた襷キノガッサと、ヘイラッシャ、キノガッサが誘うサーフゴーに選出画面から圧をかけられて、スイーパーとしても優秀なスカーフイーユイを採用して構築が完成した。

 

【コンセプト】

・対応範囲を広げる。

・上振れ要素を多く取り入れる(眠り、怯みなど)。

 

【個体解説】

 

①赫月ガチグマ@食べ残し

特性:心眼

テラスタイプ:毒

控えめ 209(164)-×-149(68)-176(36)-115(236)-73(4)

技構成:ブラッドムーン、大地の力、欠伸、守る

 

※調整意図

H→16n+1

HB→A189パオジアンの氷柱落としを確定耐え、A200水ウーラオスの水流連打を最高乱数切り耐え

HD→C187ハバタクカミの+1テラスムーンフォースを確定耐え。

C→11n

S→無振り赫月ガチグマ意識

 

 ガチすぎる熊。

 クッションとして相手の展開を阻止しつつ、欠伸で対面操作して高火力技で相手に負荷をかける。竜舞カイリューエナジーハバタクカミに後投げして欠伸で流せるのが強い。

 テラスタイプはノーマル、水、フェアリー、毒の4種類を試したが、最終的には格闘、フェアリー、草に耐性をつけてウーラオスやハバタクカミ、オーガポンに強く出れたり、構築単位できつい毒菱を対策できたりする毒テラスでの採用とした。ウーラオス対面で格闘技を打たれることが多かったので半減で受けられるのがかなり偉かった。

 技構成は基本的にはこの4つが使いやすいと思う。守るがあることによって体力管理しやすかったり、無理矢理寝かせる動きを取りやすかったりする。浮いてるポケモンに対してブラッドムーンしか打点が無いため、連打できないせいでキツい展開になることもあったが、結局はブラッドムーンの高火力が強い場面の方が多かった。

 環境に対面的な構築が多かったことと、そもそもこのポケモンに対する引き先を用意するのが難しいことから、無理矢理1体寝かせてでも解決してこようとする相手が多かったので、積みアタッカーと合わせて選出するのがかなり強かった。

 

②ヘイラッシャ@オボンの実

特性:天然

テラスタイプ:鋼

意地っ張り 228(20)-165(236)-147(44)-×-106(204)-56(4)

技構成:ウェーブタックル、ヘビーボンバー、雪雪崩、思念の頭突き

 

※調整意図

H→4n

HB→A200ウーラオスインファイト×2を99.7%で耐える

HD→C198ハバタクカミの+1テラスムーンフォースを確定耐え

A→11n(無振り水ウーラオスを思念の頭突き×2で約90%で落とせる)

S→無振りの同族意識

 

 古の型をレギュE環境に降臨させた。

 対面的な構築を扱う際には、環境に多いスタンダードな構築に対して初手出し安定しやすい(=選出択になりにくい)ポケモンを軸にしたいのと、赫月ガチグマ、カイリューにテラスタルを切りたいことまで考えて、テラスタル無しでも対応範囲が広いポケモンを求めていた。過去シーズンの記事を漁りながら色々なポケモンを試行錯誤したが、最終的にはこのヘイラッシャに行き着いた。

 

以下、初手の対面を想定した動きを記載。

・vs水ウーラオス

相手が耐久無振りなら思念の頭突き×2でよほど運が悪くなければ対面勝てる。構築にキノガッサがいるので水ウーラオスが初手からあまり出てこないと想定していたが、キノガッサを蜻蛉返りで誤魔化すためにスカーフ型や鉢巻型を結構投げられたので、少し想定が甘かったと反省。

・vs悪ウーラオス

ウェーブタックル×2で対面勝てる。

・vsカイリュー

初手に出てくるのは基本的に両刀型、スケショ型、飛行テラバ型で羽休めが無いので、雪雪崩×2or雪雪崩+ウェーブタックルで対面勝てる。終盤の環境では初手カイリューが流行っていたのでかなり刺さっていた。

・vsハバタクカミ

HB特化以外は基本ヘビーボンバーでワンパンできる。赫月ガチグマ入りということもあり、初手からHB電磁波型を投げてくることがあまり無かった。

・vsパオジアン

襷ならウェーブタックル×2で対面勝てる。電気テラスや悪テラスの鉢巻あたりには対面勝てないがその場合はウェーブタックル+神速で縛れるので最悪大丈夫。

 

 テラスタイプは優秀な耐性で無理矢理相手の攻撃を耐えて切り返せる選択肢を持てる鋼で採用。

 ヘイラッシャを構築に入れてから面倒であったスケショカイリューミラーが起きにくくなった(ヘイラッシャを見たら羽休めの無い竜舞カイリューは投げにくい)ので、軸にピッタリとハマっていたと思う。

 また、メジャーな型から少しズラした型ということもあり、想定外の技や火力で相手を崩したり、挑発や身代わりを打たれるターンで確実にアドを取ったりと、「こちら視点だけ安定行動で強い動き」ができたので、上位帯で勝つためにはこのようなポケモンを構築に入れることも重要だと感じた。

 

カイリューイカサマダイス

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:鋼

陽気 167(4)-186(252)-115-×-120-145(252)

技構成:スケイルショット、アイアンヘッド、神速、竜の舞

 

 9世代の王。

 流行りまくっていたのでメタ対象ではあったと思うが結局スケショ型が強すぎた。テラスタル無しでも積みアタッカーとしての性能が高いので、赫月ガチグマや他のポケモンにテラスタルを切る展開になってもある程度強く動かせたし、ステルスロックを撒かなくても襷ポケモンで止まりにくいのが強かった。

 最速で使うことによって竜の舞orスケイルショット1回で最速ドラパルトも抜けるので一気に勝負を決めに行きやすい。その分火力が少し物足りないと感じる場面はあるが。

 テラスタイプは元タイプとの相性・耐性が優秀な鋼で採用。ムーンフォースで拘った眼鏡ハバタクカミ対面など、無理矢理竜の舞を積みに行ける場面を増やせるのと、神速やブラッドムーンなどを半減で受けられるのが強い。

 技構成は非常に悩んだが、耐久を振ったハバタクカミを倒しやすいアイアンヘッドと、削れたポケモンを縛りやすく取りこぼしを許さない神速は個人的に必須レベルで強かった。もちろん、地震を切ることによって相手の鋼タイプに対する打点が無いというデメリットはあるのでそこは難しいところではある。今回の構築では、上述の通りスケショカイリューミラーが起きにくかった(=鋼テラスカイリューとミラーになることがほぼなかった)のと、赫月ガチグマ、イーユイが鋼タイプに強めだったため、地震を採用しなくても大丈夫だと判断した。

 また、赫月ガチグマで相手を眠らせた後に寝ているポケモンに後投げして、最速起きされなかったらアド、最速起きされてもマルチスケイルのおかげでダメージを抑えられる、といった感じで竜の舞を積みに行けるのが強かった。もちろん、最速起きされたらきつい展開もあったが、そもそも最速起きの確率が1/3なのと、「上振れ要素を多く取り入れる」というのが構築のコンセプトでもあったため、積極的に有利確率を押し付けて最速起きを切った立ち回りをしていた。

 

④パオジアン@命の珠

特性:災いの剣

テラスタイプ:電気

意地っ張り 155-189(252)-101(4)-×-85-187(252)

技構成:氷柱落とし、テラバースト、不意打ち、剣の舞

 

※調整意図

破壊性能を極限まで高めるためにASぶっぱ。

カイリューの神速の乱数意識で余りB振り。

 

 破壊神。

 軸のポケモンが崩しきれない受け寄りな構築を破壊するために採用。ドヒドイデ、アーマーガア、ママンボウハッサムなどパオジアンに対するクッションになりうるポケモンが入ってる構築に対してかなり強かった。

 破壊性能に長けている分、珠ダメージですぐに色々な技の圏内に入りやすい、パオジアンミラーに弱いなどの弱点が多めではあるので、スタンダードな構築相手にはなるべく選出せず、確実に役割を遂行できそうな相手にのみ選出するよう心がけていた。

 最終日はチオンドヒドやドヒドイデ入りがなんか多かったが、このポケモンがいたおかげで5分以上で戦えたし、受け寄りな構築をたくさん破壊できたので圧倒的MVPだった。

 

キノガッサ@気合の襷

特性:テクニシャン

テラスタイプ:ゴースト

意地っ張り 135-200(252)-101(4)-×-80-122(252)

技構成:タネマシンガン、マッハパンチ、岩石封じ、きのこの胞子

 

 個人的勝ち馬ポケモン

 赫月ガチグマに対面かなり有利で、その他サーフゴー以外の環境TOPポケモンに対して対面から何かしら仕事できるのが強い。

 テラスタルはあまり切ることがないが、テラスタイプはHPが1でも残っていればカイリューの神速を無効化して切り替えせるゴーストで採用。

 技構成は現環境ならこの4つで完結していると思う。炎オーガポンへの打点となる岩石封じは必須。やはりきのこの胞子は自分より遅い対策ポケモンにマウントを取れるのと、眠りターンの上振れを狙いに行けるのが強い。

 このポケモンは選出画面における圧力が凄まじいので、構築にいるだけで相手の選出を誘導しやすいのが強い。特に、このポケモンを採用してから赫月ガチグマの被選出率がかなり下がった(トリル以外は滅多に出されなかった)ので、こちらの赫月ガチグマを動かしやすくなったのが非常に大きかった。

 最終日は最速起きされまくったし、タネマシンガン2発しか当てないことが多くて問題児だったが、最後の最後に自覚を見せたのでよし。

 

⑥イーユイ@拘りスカーフ

特性:災いの珠

テラスタイプ:ゴースト

控えめ 145(116)-×-101(4)-190(140)-141(4)-151(244)

技構成:オーバーヒート、悪の波動、火炎放射、サイコキネシス

 

※調整意図

HB→A200水ウーラオスのテラスアクアジェットを確定耐え

HD→C187ハバタクカミの+1パワージェムを確定耐え

S→準速ウーラオス+2(ミラー意識) 

 

 ユイちゃん。

 構築にヘイラッシャ、キノガッサがいる以上、サーフゴーに見た目強くしたいのと、高速アタッカーが欲しかったので採用。

 テラスタイプは神速や格闘技を透かせるゴースト。技構成はオーバーヒート、悪の波動、火炎放射は確定で、@1には水ウーラオスや毒タイプに対する打点となるサイコキネシスを採用。

 やはりキノガッサとの相性が抜群だったし、この環境でもスイープ採用は顕在で無難に強かった。

 見た目が好みすぎるので色違いを早く使わせて欲しい。

 

【選出と立ち回り】

 

①ヘイラッシャ+赫月ガチグマ+カイリュー

→本構築の軸。ヘイラッシャで数的有利を取ってから赫月ガチグマの欠伸で盤面を整えて、最後カイリューで倒し切るのが理想展開。

 

②パオジアン@2

→受け寄りな構築やドヒドイデ、アーマーガア、ハッサムママンボウあたりが入ってる構築にはパオジアンを軸とした選出を考える。vs受けループはパオジアン+キノガッサ+赫月ガチグマと選出して、パオジアンで相手を疲弊させてからキノガッサを通す動きを取ることが多かった。vsチオンドヒドはパオジアン+キノガッサ+イーユイと選出して、パオジアンかイーユイでチオンジェンにテラスタルを切らせて疲弊させた後にキノガッサの一貫を作るのが理想。

 

もちろん、この2パターンに限らず相手の構築によって柔軟に選出を考えます。最終日はパオジアンを選出することが想定以上に多かったです。

 

【きついポケモン・並び】

 

・チオンジェン入り

→対策が薄めだったということもあり、かなり無理した立ち回りを強いられる(引き1点読みで目の前見えてない行動をしなければならない、など)。仕上がってるプレイヤーのチオンジェンサイクルには綺麗に完封された。

 

・イダイトウ

→前期より数を減らしていたので少し舐め気味。格差マッチに限って当たるので本当にしんどかった。一応キノガッサの襷を最後まで残せれば互角に戦えるが、初手でステロ撒かれた時点でかなりきつい。

 

・トリル赫月ガチグマ

→やること分かっててもパワーが高すぎて本当にきつかった。最終日に1回も当たらなくて助かった。

 

【後書き】

 

 まずは、自身の最高順位(87位)を更新できて良かったです。1日の3時くらいにサブロムの最高レートを賭けた試合(勝てば2135くらい?)でスケショ外して負けてから連敗しちゃって、メインを保存して撤退という形だったので、次真剣にやるシーズンはもっと上位を取れるように頑張りたいです。

 S11はシーズン通して試行錯誤しながら同じ軸を使って、中盤以降は常に2ロム2桁付近をキープしながら戦えたので少しは成長できたかなと感じています。

 もし構築に関して何か質問等あれば是非XのDMの方によろしくお願いします(@premium_salt_pk)

 

【Special Thanks】

 

関わってくださった全員。感謝。

 

 

 

 

 

 

 

【S8 最終87位 レート2105】王者スタン

どうも、プレ塩です。

今回は自身初の最終2桁を取れた記念に構築記事を書いていきます。

自分で1から考えた構築ではないので内容は薄めではありますが、最後まで見ていただけると嬉しいです。

 

↓使用構築(レンタルチームはしばらくの間公開しておきますので、もしよろしければ使ってください)

 

【構築経緯】

 

 今季はキラフロル展開の対面構築やカイリューハッサムのサイクル構築など色々な構築を使って早い段階で2ロム2000を達成したが、最終日3日前くらいから全く勝てなくなって片方のロムが4桁まで溶けてしまった。自分の構築に自信を無くし半ば諦めかけていた中で、くろこさんがメン限で公開していた構築が強そうに見えたので自分でも使ってみたところ、かなり使用感が良かったので自分なりに型や取り巻きをアレンジして構築を作成することにした。

 

【コンセプト】

 

・初手で数的有利を取るor相手を大幅に削ってからヘイラッシャをクッションにして詰める

・対面的にパワーを押し付けて勝ち切る

 

【個体紹介】

 

ガブリアス@拘り鉢巻

特性:鮫肌

テラスタイプ:フェアリー

陽気

183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)

逆鱗、地震、テラバースト、ステルスロック

 

王者。

基本的には初手に投げてテラスタルを切りながら対面的に突破するor相手を大きく削る動きが主な役割。タイプや種族値が優秀なのでサイクルパーツとして動かすこともあった。

技構成は、逆鱗、地震、テラバーストは確定として、@1はヘイラッシャの欠伸と合わせて強いステルスロックにしたが、1回も打たなかったので技範囲を広げるか寝言を入れても良かったと思う。

ウーラオスカイリューなどといった環境に多い中速アタッカーに対してある程度強く出れたり、鉢巻の火力でディンルーやヘイラッシャ、HBロトムを大きく削れたりと強い要素を存分に発揮してくれたと思う。また、サーフゴーやハバタクカミが誘う鋼タイプ(ヒスイヌメルゴンヒードラン)に対して選出画面から圧をかけられるのも構築とマッチしていた。

とはいえ、ガブリアスよりも速い襷ポケモン(パオジアン、ハバタクカミ、テツノツツミなど)と初手に対面した際に不利を取ってしまうため、これらのポケモンを見たらガブリアスを初手に投げるべきか慎重に考える必要がある。

 

カイリュー@鋭い嘴

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:飛行

陽気

167(4)-186(252)-115-×-120-145(252)

テラバースト、地震アクアジェット、アンコール

 

9世代の王。

ガブリアスと同じく、基本的には初手に投げて数的有利を取りに行く動きをする。どちらかと言うとカイリューを初手に投げる試合の方が多かった。

技構成は高火力を押し付けられるテラバースト、鋼に対する打点の地震は確定として、@2には神速と違って相手のゴーストタイプやゴーストテラスにも通る先制技のアクアジェットと、ディンルーの行動を縛って負荷をかけやすく、その他色々な場面でも活きるアンコールを採用した。

環境に多かった襷電磁波ハバタクカミに対して麻痺を引かなければテラバースト+アクアジェットでマルチスケイルを残しながら突破できるのが非常に偉かったが、麻痺を入れられた後に裏のポケモンに起点にされやすいためラムの実での運用もありだと思う。

型の匿名性が高いポケモンなので飛行テラバーストが刺さる場面が多く、やはり型が豊富な環境TOPポケモンは偉大だと感じた。

 

③サーフゴー@拘りスカーフ

特性:黄金の身体

テラスタイプ:鋼

臆病

163(4)-×-115-185(252)-111-149(252)

ゴールドラッシュ、シャドーボール、10万ボルト、トリック

 

入れ得ポケモン

バグレベルの特性によって立ち回りの幅を広げることができ、主にヘイラッシャ入りや受け寄りの構築に対して積極的に投げた。

スカーフ型で採用することにより、構築単位で重たい眼鏡ハバタクカミの切り返しになれたり、ヘイラッシャの欠伸などを絡めて相手のブーストエナジーや積みによるS上昇を流した後にスイーパーになれたりするのでこの構築と合っていたと思う。

技構成はゴールドラッシュ、シャドーボールは確定として、@2には水ウーラオスや水テラスを切らせた後のサーフゴーに対する打点を意識した10万ボルトと、立ち回りの幅を広げたり受けに対して強く出れたりするトリックを採用した。

テラスタイプはゴールドラッシュの火力を増強でき、パオジアンや悪ウーラオスの不意打ちのダメージも抑えられる鋼で採用。

やはり型の匿名性の高いポケモンは強い。

 

④パオジアン@気合の襷

特性:災いの剣

テラスタイプ:悪

陽気

155-172(252)-100-×-86(4)-205(252)

氷柱落とし、噛み砕く、聖なる剣、不意打ち

 

最恐ポケモン

初手に置いて様子見したり、スイーパーとして運用しやすい襷型での採用。

最速で採用することによりミラーやハバタクカミとの対面で少しでも強く出れるようにした。

技構成は最恐技の氷柱落とし、通りが良くサーフゴーへの打点になる噛み砕く、ミラーや鋼・ノーマルに対する打点となる聖なる剣は確定として、@1の先制技にはよりリーチが伸びやすい不意打ちを採用した。

また、テラスタイプは通りが良い悪技の火力を増強でき、不意打ちのリーチをさらに伸ばせる悪テラスとした。正直ゴーストテラスと迷ったが、不意打ち確定耐え調整しているであろうブーストエナジーハバタクカミを悪テラス不意打ちで2回飛ばしたので悪にして間違いではなかったと思う。

氷柱落としが構築唯一の命中不安技であったが、1回も外さずによく当ててくれた。また、怯みで拾った試合も1回あったのでやはりこいつは最恐。。。

 

⑤ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:古代活性

テラスタイプ:水

臆病

145(116)-×-92(132)-156(4)-156(4)-205(252)

※調整意図

HB→陽気A252ランドロス地震確定耐え、意地A252カイリューの+1地震80%以上耐え

HD→控えめC252ハバタクカミのシャドーボール確定耐え

S→ミラー意識の最速

ムーンフォースシャドーボール、身代わり、瞑想

 

神。

特殊方面のエースでありスイーパー。

ブーストエナジー型がかなり流行していたのでミラーに少しでも強くなるように最速での採用とした(最速型自体はシーズン序盤からずっと使ってきた)。最速にすることによって火力や耐久が不十分になりがちではあるが、1度交代した後でもハバタクカミやパオジアンと同速勝負以上には持ち込めるので無理やりサイクルを回すことが可能になったりする。

技構成については、タイプ一致のムーンフォースシャドーボールは確定として、@2には相手の特殊アタッカーや低火力アタッカーを起点に積んで強い瞑想と、電磁波サーフゴーなど隙を見せやすいポケモン咎められる身代わりを採用した。

また、身代わり+瞑想を最大限活かすために、テラスタイプは優秀な耐性から身代わりを残して相手を突破する動きを取りやすい水とした。

ここ最近のシーズンはずっと最終日構築に入ってる大好きなポケモン

 

⑥ヘイラッシャ@食べ残し

特性:天然

テラスタイプ:鋼

腕白

257(252)-120-173(180)-×-95(76)-55

※調整意図

HB→できるだけ高く

HD→控えめC252眼鏡サーフゴーの10万ボルト確定耐え、臆病C252眼鏡ハバタクカミのテラスムーンフォース確定耐え(控えめでも瀕死率37.5%)

ウェーブタックル、ヘビーボンバー、欠伸、守る

 

本構築のMVP。

ルールが変わったばかりのシーズン当初はサンダーやボルトロスといった強い電気タイプや、守るを貫通してくるウーラオスの登場によって弱体化して数を減らすと評価されていた(自分もそう思っていた)が、蓋を開けてみれば終盤の環境に上記の電気タイプが少なく、逆に竜舞カイリューやパオジアン等の本来の役割対象が増殖していたため結局クッションとしてかなり優秀であった。

このポケモンは数的有利を取った後にクッションとして扱いやすく、欠伸を絡めて詰めの盤面を整えに行きやすいのがとても強い。

技構成はウェーブタックル、欠伸、守るは確定として、@1には環境に多かったハバタクカミに強く出れるヘビーボンバーを採用し、それに伴ってテラスタイプも鋼とした。鋼テラスにすることによって構築単位で若干舐めてるテツノツツミにも最低限強く出れる。

とはいえ、水ウーラオスメタの電気・草テラスパオジアンや不意の身代わり持ち(特にウーラオスカイリュー)がそこそこ多かったので前期までと同様楽に使えるポケモンではないかもしれないが、唯一無二の性能で使っていて頼もしいポケモンであった。

サブロムの21チャレで零度1発被弾した後にその次の試合も零度1発被弾で負けた時は流石に笑うしかなかった。

 

【選出パターン】

 

・初手ガブリアスorカイリュー+ヘイラッシャ+パオジアンorハバタクカミorサーフゴー

→1番多い選出。初手パオジアンと対面してしまった場合は1度ヘイラッシャに引いてから試合を組み立てる。

 

・初手ガブリアスorカイリュー+パオジアン+ハバタクカミ

→ガチガチの対面選出(初手のアドバンテージを活かして勝ち切れそうな場合のみ)。

 

・サーフゴー@2

→ヘイラッシャ入りや受けにはサーフゴーを絡めたい。

 

【重たいポケモンなど】

 

・電気・草テラスパオジアン

→勝てなくはないがヘイラッシャで安全に見にくいので立ち回りが窮屈になる。ラム持ちに当たった時は完敗だった。

 

・キョジオーン

→環境に少なかったので切り気味だった。最終日2回当たったが、選出が歪んでどちらも負け。やっぱりこいつの圧力と性能おかしい。。。

 

・毒菱

→構築に毒タイプがいないので当然きつい。特にキラフロル入りには選出が歪んでしまった。

 

【感想】

 

 まずは自身初の最終2桁を取ることができて良かったです。これまで最終2桁目前で負けて終えるシーズンが多かったのでやっと届いて本当に嬉しかったです。最終日は割と運も良かったので、自信を持って流れに乗りながらレートを上げることができました。次は自分で納得行く構築を組んで2桁以上を目指したいです!

 また、8月は初めてオフにも参加する予定なのでより一層ポケモンを楽しみたいと思います!

 

【Special Thanks】

 

・構築を参考にさせていただいたくろこさん

・今期も一緒にポケモンを考えて高め合ってくれたほいみんさん

・最終日死ぬほど配信してモチベーションを高めてくれたレブロンさん

・応援や祝福の言葉をかけていただいた方々

 

 

 

【S6 最終224位 レート2009】破壊ディンルーヘイラッシャ

 

初めまして、プレ塩と申します。

初めて記事を書くので拙い部分もあるかと思いますが、S6にて使用した構築の紹介をしようと思います。

正直完成度はそこまで高くありませんが、いくつか強い要素を組み込んだ構築なので是非読んでいただけると嬉しいです!(レンタルも公開しておきます)

 

○コンセプト

 

・単体性能の高いポケモンで対面的に戦う

・相手の展開を阻止しながらダメージレースを有利に進めていく

・受けに負けない

 

○構築経緯

 

 シーズンを通してキョジオーン軸を使っていた中で、削られた後に挑発を打たれると体力管理ができずサイクルが破綻することに気づき、挑発を上手く絡めれば受けやクッション(ヘイラッシャ、カバルドン、キョジオーン、チオンジェン、ドヒドイデなど)を大きく削りながら対面的に戦えるのではないかと思い、この方向で対面構築を組むことにした。

 まず、相手のテラスタルに依存せずにどんな耐久を持つ相手も一気に削れるカタストロフィ+コンセプトである挑発による崩しを行える四災に目を付け、中でも圧倒的な耐久を持ち撃ち合い性能の高いA特化妖テラスオボンディンルーから構築を組み始めた。次に、初手ディンルーで数的有利を取った後に相手に負荷をかけながらクッションとなれるHBD残飯ヘイラッシャを採用。そして、スイーパーとしてスカーフハバタクカミを採用して軸が完成した。

 ここまでの3体だと環境に一定数いたミミッキュキノガッサ入りやマスカーニャ入りに対して戦いにくく感じたので、これらのポケモンを見て初手に置きやすい草テラスS上昇エナジーテツノドクガを採用。また、相手の初手ディンルー展開をカタストロフィ+オーバーヒートで対面的に突破したり、挑発によって相手の展開を阻止しながら戦える襷イーユイを採用。最後に、テツノツツミ入りが少し重かったので、ヘイラッシャやハバタクカミと相性が良く、対面性能も高いHA電気テラスチョッキセグレイブを採用して構築が完成した。

 

○個体紹介(採用順)

 

 

①ディンルー@オボンの実

特性:災いの器

テラスタイプ:フェアリー

意地っ張り

255(196)-178(252)-146(4)-×-101(4)-72(52)

※調整はこちらの記事を参照しました。

https://rukiapoke.hatenablog.com/entry/2023/05/01/141858

地震、カタストロフィ、テラバースト、挑発

 

最強のポケモン

ラスタル+A特化の火力+圧倒的な耐久により撃ち合い性能が高く、数的有利を取りやすいのが強い。

コンセプトであるカタストロフィ+挑発による崩しにより、相手の受けやクッションを突破するor大きく削って裏に繋げることによって試合を有利に進めやすくなる。

パオジアンの氷柱落とし怯みとカタストロフィの外しが避けられないのだけは残念。

 

②ヘイラッシャ@食べ残し

特性:てんねん

テラスタイプ:毒

腕白

257(252)-120-170(156)-×-98(100)-55

HB-できるだけ高く

HD-C187ハバタクカミのムーンフォース×2を余裕持って耐える

ウェーブタックル、地割れ、欠伸、守る

 

最強のクッション。

クッション性能に関してはもはや語ることは無い。

テラスタイプは主にハバタクカミのムーンフォースと対受けループ意識の毒テラス。

地割れに関しては基本的には打たないが、欠伸による対面操作と合わせて打って強い場面や、明らかに試行回数を稼げる場面、不利展開をワンチャンで捲るしかない場面などしっかり場面を絞って打てば強い技だと思ってる。

 

③ハバタクカミ@拘りスカーフ

特性:古代活性

テラスタイプ:フェアリー

控えめ

153(180)-×-91(124)-184(100)-156(4)-168(100)

HB-特化鉢巻カイリュー地震確定耐え、陽気珠パオジアンの不意打ち最高乱数切り耐え

C-できるだけ高く

S-最速イーユイ抜き

ムーンフォースシャドーボール、パワージェム、滅びの歌

 

神。

基本的にはスイーパーとして裏から出す運用が多かったが、そこそこの耐久+そこそこの火力+高い素早さでまさに痒いところに手が届くポケモンであった。

テラスタイプはムーンフォースの火力を伸ばせる+不意打ちを半減できるフェアリー。

技構成は非常に悩んだが、ムーンフォースシャドーボールは確定として、イーユイやウルガモスなど炎タイプへの打点としてパワージェム、最後の詰め筋としてヘイラッシャの守るとも合わせて強い滅びの歌を選択した。

ただ、S上昇エナジーハバタクカミが環境に多く、基本的に上から技を打たれたり瞑想や痛み分けを押されたりしてしまうので、対面構築ならばこちらも速いエナジー型で使うのが正解だったかなと反省。

 

④テツノドクガ@ブーストエナジー

特性:クォークチャージ

テラスタイプ:草

臆病

165(76)-×-99(148)-170(76)-131(4)-171(204)

※調整はこちらの記事を参照しました。

https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026

炎の舞、ヘドロウェーブエナジーボール、アシッドボム

 

パラドックスで1番好みなポケモン

キノガッサやマスカーニャを誘う構築なのでこれらのポケモンを見たら基本的に初手に出していた。

また、テラスタルも合わせると対面性能が意外と高いポケモンなので、選出率こそ低かったものの出した際には活躍することが多かった。

⑤イーユイ@気合の襷

特性:災いの珠

テラスタイプ:ゴースト

控えめ

131(4)-×-100-205(252)-140-152(252)

オーバーヒート、悪の波動、カタストロフィ、挑発

 

火力お化け。

今の環境は眼鏡、スカーフ、チョッキが主流なので、相手視点見えにくい行動保証を持ちつつ、カタストロフィ+挑発も絡めて崩しに行けるのが強かった。

テラスタイプは神速や格闘技を透かせるゴーストにしたがあまり切らなかった。

また、初手ディンルーとの対面で相手の地震を襷で耐えながらカタストロフィ+オーバーヒートで飛ばす自慢のムーブがめちゃくちゃ強かったし、実際何回も決まってめちゃくちゃ気持ちよかった。

ただ、準速の弊害として最速イダイナキバ、セグレイブと同速になってしまうので、対面した際に気まずかったのと、命中不安のせいで1度2000チャレを落としたので安心して使えるポケモンでは無かった…。

 

⑥セグレイブ@突撃チョッキ

特性:熱交換

テラスタイプ:電気

意地っ張り

221(244)-216(252)-113(4)-×-107(4)-108(4)

巨剣突撃、地震、テラバースト、氷の礫

 

セグレイバー。

普通のHAチョッキ型で無難に強かったし、電気テラバの通りも悪く無かった。ただ、この枠はもっと他に強いポケモンがいた気がするので諸説。

 

○感想

 

今期は全く勝てず苦しんでましたが、最終日にこの構築を組んでレート2000に到達できたし、朝2000位だったサブロムもレート2000付近まで上げれたので自分の中では頑張った方だと思います。

自身の構築の組み方やプレイングがまだまだ下手すぎるので目標の最終2桁に向けて頑張ります。

 

○Special Thanks

・最終日一緒に戦ったレブロンぽけとリスナーの皆さん

・通話で考えを共有してくれたほいみんさん